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相鉄線沿線の不動産会社の選び方は?エリア特性と物件探しのコツを徹底解説

  • ONE FINITAS株式会社
  • 9月17日
  • 読了時間: 26分
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相鉄線沿線で物件探しを始めたものの、どの不動産会社を選べばよいか迷っていませんか。横浜から海老名まで走る相鉄線は、都心へのアクセスが改善され注目度が高まっているエリアです。しかし不動産会社の数が多く、それぞれの特徴や強みがわからないという声をよく耳にします。大手がよいのか地域密着型がよいのか、賃貸と売買で選び方は変わるのか、そもそも信頼できる会社をどう見分ければよいのか。このような疑問を抱えている方も多いでしょう。本記事では相鉄線沿線の不動産市場の特徴を踏まえながら、あなたに最適な不動産会社の選び方を詳しく解説していきます。エリアごとの特性や物件探しのコツも含めて、理想の住まい探しを成功させるための実践的な情報をお届けしていきましょう。


相鉄線沿線で不動産会社を選ぶ前に知っておきたい基礎知識


相鉄線沿線で物件探しを成功させるには、まずこのエリアの不動産市場の特徴を理解することが大切です。路線の特性や相場観を把握することで、不動産会社との交渉もスムーズに進められるようになります。


相鉄線の路線特徴と主要駅の不動産市場動向


相鉄線は横浜駅を起点に、本線と いずみ野線の2路線で構成されています。本線は横浜から海老名まで、いずみ野線は二俣川から湘南台までを結んでいます。2019年にはJR線との相互直通運転が始まり、2023年には東急線とも直通運転を開始しました。


この路線の最大の特徴は、都心へのアクセスが飛躍的に向上したことでしょう。以前は横浜駅での乗り換えが必要でしたが、現在は新宿や渋谷、目黒方面へ乗り換えなしで行けるようになりました。この変化により沿線の不動産価値は上昇傾向にあります。


主要駅である二俣川や大和、海老名では駅前の再開発が進んでいます。特に海老名駅周辺は大型商業施設が次々とオープンし、ファミリー層から高い人気を集めているエリアとなりました。一方で希望ヶ丘や三ツ境といった駅は、昔ながらの商店街が残る落ち着いた住宅街として根強い人気があります。


相鉄・JR直通線開業後の不動産価値の変化


相鉄・JR直通線の開業は、沿線の不動産市場に大きなインパクトを与えました。国土交通省の地価公示によると、直通運転開始後の地価上昇率は神奈川県内でもトップクラスとなっています。特に西谷駅や羽沢横浜国大駅周辺では、新駅効果もあり賃貸物件の家賃相場が約10%上昇しました。


この変化は売買市場にも表れています。中古マンションの成約価格は直通運転前と比べて平均15%程度上昇し、新築マンションの供給も増加傾向にあります。ただし駅からの距離によって価格差は大きく、徒歩10分圏内の物件は特に人気が集中している状況です。


投資用物件としての注目度も高まっており、ワンルームマンションの利回りは都内と比較して1〜2%程度高い水準を維持しています。将来的な資産価値の上昇を見込んで購入する方も増えているようです。


相鉄線エリアの賃貸・売買相場の特徴


相鉄線沿線の賃貸相場は、横浜駅に近いほど高く、郊外に向かうほど安くなる傾向があります。ワンルームの家賃相場は横浜駅周辺で7〜8万円、二俣川で5〜6万円、海老名で4〜5万円程度が目安となります。ファミリー向けの2LDKでは、それぞれ12〜15万円、9〜11万円、8〜10万円程度となっています。

売買相場については、新築マンションの坪単価が横浜駅周辺で250〜300万円、二俣川で180〜220万円、海老名で150〜200万円程度です。中古マンションは築年数にもよりますが、新築の7〜8割程度の価格で取引されることが多いでしょう。戸建て住宅の場合、土地面積100平方メートル程度の物件で3000〜5000万円が相場となっています。


これらの相場を踏まえて不動産会社を選ぶ際は、提示される物件価格が適正かどうかを判断できるようになります。相場から大きく外れた物件には何か理由があるはずなので、しっかりと確認することが大切です。


相鉄線沿線の不動産会社の特徴と強みを理解する


不動産会社選びで失敗しないためには、それぞれの会社の特徴や強みを理解することが重要となります。大手と地域密着型の違いや、信頼できる会社の見分け方について詳しく見ていきましょう。


大手不動産会社と地域密着型不動産会社の違い


不動産会社は大きく分けて、全国展開している大手チェーンと地域に根ざした地域密着型の2種類があります。それぞれに特徴があり、物件探しの目的によって使い分けることが賢明です。


それぞれのメリット・デメリット


大手不動産会社の最大のメリットは、豊富な物件情報量と充実したサービス体制にあります。全国ネットワークを活用した物件検索システムや、24時間対応のコールセンターなど、利便性の高いサービスを提供しています。また住宅ローンの提携先が多く、金利優遇を受けられる可能性も高いでしょう。


一方でデメリットとしては、担当者の入れ替わりが激しく、長期的な関係を築きにくいことが挙げられます。また営業ノルマが厳しいため、時には強引な営業を受けることもあるかもしれません。


地域密着型の不動産会社は、地元の情報に精通していることが最大の強みです。学区の評判や買い物環境、治安状況など、インターネットでは得られない生の情報を教えてくれます。また長年の信頼関係から、市場に出回る前の掘り出し物件を紹介してもらえることもあるでしょう。


デメリットは物件数が限定的なことと、営業時間が短い場合が多いことです。土日のみの営業や、夕方早めに閉店する店舗も少なくありません。


物件情報量とサービスの比較


物件情報量では圧倒的に大手が有利ですが、質の面では一概には言えません。大手は自社管理物件や提携物件を優先的に紹介する傾向があり、必ずしも顧客にとって最適な物件を提案してくれるとは限らないからです。


地域密着型は取扱物件数こそ少ないものの、一つ一つの物件を詳しく把握しています。内見の際も物件の長所短所を正直に教えてくれることが多く、入居後のトラブルを避けやすいという利点があります。


サービス面では大手の方が画一的で安定していますが、地域密着型は柔軟な対応が期待できます。例えば内見の時間調整や、特殊な条件での物件探しなど、個別の要望に応えてくれる可能性が高いでしょう。


相鉄線エリアに強い不動産会社の見分け方


相鉄線沿線で物件を探すなら、このエリアに詳しい不動産会社を選ぶことが成功への近道となります。見分け方のポイントを押さえておきましょう。


地元での営業年数と実績の確認方法


営業年数は宅建業免許番号で確認できます。免許番号の括弧内の数字は更新回数を表しており、数字が大きいほど長く営業していることを示しています。


実績については、店頭やホームページで成約件数を公表している会社を選ぶとよいでしょう。年間成約件数が100件以上あれば、地域で一定の信頼を得ている証拠といえます。また口コミサイトの評価も参考になりますが、極端に良い評価や悪い評価は鵜呑みにせず、全体的な傾向を見ることが大切です。


地元の不動産業者団体に加盟しているかも重要なポイントです。全日本不動産協会や全国宅地建物取引業協会連合会の会員であれば、一定の信頼性は担保されています。

<h4>取扱物件の種類と得意分野の見極め方</h4>


不動産会社にはそれぞれ得意分野があります。賃貸専門、売買専門、あるいは両方を扱う会社など様々です。店頭の物件情報を見れば、どの分野に力を入れているかがわかるでしょう。


賃貸に強い会社は、物件の回転が速く情報更新も頻繁に行われています。一方売買に強い会社は、住宅ローンアドバイザーが在籍していたり、司法書士や税理士と提携していたりすることが多いです。


また特定の物件タイプに特化している会社もあります。例えば学生向けアパート、ペット可物件、デザイナーズマンションなど、専門性を持つ会社は該当分野で優れたサービスを提供してくれるでしょう。


不動産会社の信頼性を判断する7つのポイント


信頼できる不動産会社を選ぶには、いくつかの判断基準を持つことが重要です。以下の7つのポイントをチェックしてみましょう。


宅建業免許番号と行政処分歴の確認


宅建業免許番号は必ず確認すべき項目です。店頭に掲示されているはずですが、見当たらない場合は要注意でしょう。国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で、免許の有効性や行政処分歴を確認できます。


過去に業務停止処分を受けた会社は避けた方が無難です。また免許番号が(1)の新規参入業者は、実績が少ないため慎重に判断する必要があります。ただし大手からの独立組など、経験豊富なスタッフがいる場合もあるので、一概に否定はできません。


宅地建物取引士の在籍数も重要な指標となります。従業員5人に1人以上の割合で在籍していることが法律で定められていますが、優良な会社はそれ以上の割合で有資格者を配置しています。


店舗の雰囲気とスタッフの対応力


店舗の第一印象は意外と重要です。清潔感があり、物件情報が整理されている店舗は、仕事も丁寧な傾向があります。逆に雑然としていたり、古い情報が放置されていたりする店舗は避けた方がよいでしょう。


スタッフの対応力は、最初の問い合わせ時点である程度判断できます。こちらの要望を丁寧に聞き取り、的確な提案をしてくれるかどうかを見極めましょう。強引に来店を促したり、希望と異なる物件ばかり勧めてきたりする会社は要注意です。


また専門知識の有無も重要なチェックポイントとなります。法律や税金、ローンに関する質問に対して、曖昧な回答しかできないスタッフは信頼性に欠けます。わからないことは正直に「確認します」と言える誠実さも大切な要素でしょう。


【エリア別】相鉄線沿線の街の特徴と不動産探しのポイント


相鉄線沿線は駅ごとに異なる特色を持っています。それぞれのエリアの特徴を理解し、自分のライフスタイルに合った場所を選ぶことが、満足度の高い物件探しにつながります。


横浜・平沼橋・西横浜エリアの特徴


横浜駅周辺は相鉄線の起点であり、県内最大のターミナル駅です。JRや東急、京急など多数の路線が乗り入れ、どこへ行くにも便利な立地となっています。


都心アクセスと生活利便性


横浜駅から東京駅まで約30分、品川駅まで約20分と、都心へのアクセスは抜群です。駅周辺には百貨店や大型商業施設が集中し、買い物には困りません。飲食店も豊富で、外食派の方には理想的な環境といえるでしょう。


平沼橋や西横浜は横浜駅から徒歩圏内でありながら、比較的静かな住環境が保たれています。家賃相場も横浜駅前より2〜3割程度安く、コストパフォーマンスの高いエリアです。最近では若いクリエイターが集まるエリアとしても注目されています。


ただし物件の供給量は限られており、良い物件はすぐに埋まってしまう傾向があります。このエリアで物件を探すなら、複数の不動産会社に登録し、新着情報をいち早くキャッチすることが重要となります。


このエリアで不動産会社を選ぶコツ

横浜駅周辺は大手不動産会社が集中しているエリアです。駅前の大型店舗は物件数も多く、比較検討しやすいメリットがあります。ただし来店客も多いため、じっくり相談したい場合は事前予約がおすすめです。


平沼橋や西横浜で探すなら、地元の不動産会社も視野に入れましょう。横浜駅前の喧騒を避けて暮らしたい方のニーズを理解しており、隠れた優良物件を紹介してもらえる可能性があります。


このエリアは再開発が進んでおり、新築物件も増えています。将来の街の変化を見据えた物件選びが大切なので、開発計画に詳しい不動産会社を選ぶとよいでしょう。


二俣川・希望ヶ丘・鶴ヶ峰エリアの魅力


相鉄線の中核エリアである二俣川周辺は、ファミリー層に人気の高い住宅地です。運転免許試験場があることでも知られ、生活インフラが充実しています。


ファミリー層に人気の理由


二俣川駅は本線といずみ野線の分岐点で、両線を利用できる利便性があります。駅前には大型ショッピングセンターがあり、日用品の買い物に便利です。また県立がんセンターなど医療機関も充実しており、安心して暮らせる環境が整っています。


希望ヶ丘は文教地区として知られ、教育環境を重視する家族に選ばれています。駅前の商店街は昔ながらの雰囲気を残しつつ、新しい店舗も増えてきました。鶴ヶ峰は比較的家賃が手頃で、初めての一人暮らしにも適したエリアです。


公園や緑地が多いのもこのエリアの特徴でしょう。子育て世代にとって、自然に触れられる環境は大きな魅力となっています。


学区と子育て環境を重視した物件選び


このエリアで物件を探す際は、学区の評判を確認することが大切です。人気の小学校区域では物件の競争率も高くなる傾向があります。不動産会社に学校までの通学路や、学童保育の状況なども聞いておくとよいでしょう。


保育園の待機児童状況も重要な確認事項です。横浜市は待機児童対策に力を入れていますが、エリアによって状況は異なります。共働き世帯は特に、入園可能性の高い地域を選ぶことが重要となります。


子育て支援施設や小児科の充実度も確認しておきたいポイントです。地域の子育て支援センターの場所や、夜間診療に対応している医療機関の有無など、実際の生活をイメージしながら物件を選びましょう。


大和・海老名・かしわ台エリアの発展性


相鉄線の西側エリアは、近年急速に発展している注目の地域です。特に海老名は「住みたい街ランキング」でも上位に入る人気エリアとなっています。


再開発による街の変化


海老名駅周辺は大規模な再開発により、商業施設が次々とオープンしました。ららぽーと海老名やビナウォークなど、ショッピングやレジャーを楽しめる施設が充実しています。映画館やフィットネスクラブもあり、休日を駅周辺で過ごせる環境が整いました。


大和駅も駅前の再整備が進み、利便性が向上しています。図書館や文化施設が入る複合施設「シリウス」は、市民の憩いの場として人気です。かしわ台は比較的静かな住宅地ですが、海老名へのアクセスが良く、ベッドタウンとして注目されています。


今後も開発は続く予定で、マンション供給も活発です。将来性を見込んで早めに物件を購入する方も増えています。


新築物件と中古物件の選び方


このエリアでは新築マンションの供給が多く、選択肢が豊富です。最新設備を備えた物件が多く、セキュリティ面でも安心感があります。ただし価格は高めで、駅近物件は特に高額となっています。


中古物件は新築に比べて2〜3割程度安く購入できます。築10年程度の物件なら設備も比較的新しく、コストパフォーマンスは高いでしょう。リノベーション済み物件も増えており、新築同様の住み心地を実現できる場合もあります。

選ぶ際は管理状態を必ず確認しましょう。共用部分の清掃状況や修繕積立金の状況など、長期的な視点で判断することが大切です。


いずみ野・緑園都市・弥生台エリアの住環境


いずみ野線沿線は計画的に開発された住宅地が多く、ゆとりある街並みが特徴です。都心から離れているものの、その分静かで落ち着いた環境が保たれています。


閑静な住宅街の特徴


緑園都市は街全体が計画的に開発され、電線の地中化や歩車分離が実現されています。街並みは美しく、治安も良好です。フェリス女学院大学のキャンパスもあり、文教地区としての側面も持っています。


いずみ野や弥生台は、ファミリー向けの戸建て住宅が多いエリアです。敷地にゆとりがあり、庭付きの物件も珍しくありません。子どもがのびのびと育つ環境を求める家族に選ばれています。


商業施設は駅前に集約されており、車があれば生活に不便はありません。逆に車を持たない場合は、買い物の利便性を事前に確認しておく必要があるでしょう。


通勤・通学を考慮した物件探し


このエリアから都心へ通勤する場合、1時間以上かかることを覚悟する必要があります。ただし始発駅に近いため、座って通勤できる可能性が高いのはメリットです。通勤時間を有効活用できる方には適したエリアといえるでしょう。


通学面では地元の学校への通学は問題ありませんが、都内の学校へ通う場合は負担が大きくなります。部活動などで帰宅が遅くなることを考慮し、駅からの距離も重要な判断材料となります。


テレワークが可能な方には理想的な環境です。都心より広い部屋を借りられるため、仕事部屋を確保しやすいでしょう。最近はテレワーク対応物件も増えており、防音性能の高い物件を選ぶことも可能です。


【目的別】相鉄線で不動産会社を選ぶポイント


賃貸、売買、売却など、目的によって不動産会社の選び方は変わります。それぞれの場合に注意すべきポイントを詳しく解説していきます。


賃貸物件を探す場合の選び方


賃貸物件探しでは初期費用と物件の質のバランスが重要です。不動産会社によってサービス内容が異なるため、比較検討が欠かせません。


仲介手数料とキャンペーン情報


仲介手数料は家賃の1ヶ月分が上限と法律で定められていますが、会社によっては半額や無料のケースもあります。ただし手数料が安い場合、他の名目で費用を請求されることもあるので、総額で比較することが大切です。


キャンペーンは時期によって内容が変わります。繁忙期の1〜3月は少ないですが、6〜8月の閑散期には充実したキャンペーンが実施されることが多いでしょう。礼金無料やフリーレント(一定期間の家賃無料)など、数万円相当の特典が付くこともあります。


複数の不動産会社で同じ物件を扱っている場合、条件の良い会社を選ぶことができます。ただし専任物件の場合は特定の会社でしか契約できないため、注意が必要です。


物件数と更新頻度のチェックポイント


ホームページの物件情報更新頻度は、その会社の信頼性を測る指標となります。毎日更新している会社は情報の鮮度が高く、良い物件を見つけやすいでしょう。逆に1週間以上更新されていない場合、すでに成約済みの物件が掲載されている可能性があります。


取扱物件数も重要ですが、数だけでなく質も確認しましょう。同じような物件ばかり扱っている会社より、幅広いタイプの物件を扱っている会社の方が、選択肢が広がります。


内見可能な物件数も確認しておきたいポイントです。写真や間取り図だけでは分からない部分も多いため、実際に見学できる物件が多い会社を選ぶことをおすすめします。


売買物件(マンション・戸建て)を探す場合


売買物件は賃貸と異なり、長期的な視点で判断する必要があります。資金計画から購入後のサポートまで、トータルでサービスを提供できる会社を選びましょう。


住宅ローン相談の充実度


住宅ローンは物件価格の大部分を占める重要な要素です。提携金融機関が多い会社は、金利優遇を受けられる可能性が高くなります。また住宅ローンアドバイザーが在籍している会社なら、複雑な金融商品の中から最適なものを選んでくれるでしょう。


事前審査のサポート体制も重要です。スムーズに審査を通すためのアドバイスや、必要書類の準備を手伝ってくれる会社を選びたいところです。審査に通らなかった場合の代替案を提示してくれるかどうかも、確認しておくべきポイントとなります。


繰上返済や借り換えなど、購入後の相談にも対応してくれる会社が理想的です。長期的な付き合いになることを考慮し、アフターフォローの充実度も判断材料に加えましょう。


アフターサービスと保証内容


新築物件の場合、売主による保証が付きますが、仲介会社独自の保証サービスを提供している場合もあります。設備の故障や水漏れなど、入居後のトラブルに対応してくれる保証は心強いものです。


中古物件の場合、瑕疵保険への加入をサポートしてくれる会社を選びましょう。建物の欠陥が見つかった場合の補償があれば、安心して購入できます。インスペクション(建物状況調査)の手配をしてくれる会社も増えています。


定期点検サービスを提供している会社もあります。購入後も定期的に訪問し、メンテナンスのアドバイスをしてくれるサービスは、長く快適に住むために役立つでしょう。


不動産売却・査定を依頼する場合


所有物件の売却を検討する際は、高く売ることはもちろん、スムーズに売却できることも重要です。実績豊富な会社を選ぶことが成功の鍵となります。


査定方法と実績の確認方法


査定には机上査定と訪問査定の2種類があります。まずは複数社に机上査定を依頼し、その後信頼できそうな会社に訪問査定を依頼するのが一般的な流れです。査定額だけでなく、その根拠を明確に説明してくれる会社を選びましょう。


売却実績は具体的な数字で確認することが大切です。年間の売却件数や平均売却期間、成約率などを公表している会社は信頼性が高いといえます。特に自分の物件と似た条件の売却実績があるかどうかは重要なポイントです。


販売活動の内容も事前に確認しておきましょう。広告の掲載媒体や頻度、オープンハウスの実施有無など、積極的な販売活動を行ってくれる会社を選ぶことが、早期売却につながります。


媒介契約の種類と選び方


媒介契約には専属専任媒介、専任媒介、一般媒介の3種類があります。専属専任媒介は1社のみに依頼する契約で、販売活動に最も力を入れてもらえます。ただし他社への依頼や自己発見取引ができないデメリットもあります。


専任媒介も1社のみへの依頼ですが、自己発見取引は可能です。一般媒介は複数社に依頼できますが、各社の販売意欲が下がる可能性があります。物件の特性や売却期限に応じて、適切な契約形態を選ぶことが重要です。


契約期間は3ヶ月が一般的ですが、更新時に見直すことも可能です。販売活動が不十分だと感じたら、他社への切り替えも検討しましょう。


相鉄線沿線で効率的に物件を探す実践テクニック


物件探しを効率的に進めるには、オンラインとオフラインを上手く使い分けることが大切です。また内見や交渉のコツを知っておくことで、理想の物件に出会える確率が高まります。


オンライン検索と不動産会社訪問の使い分け


インターネットの普及により、物件探しの方法は大きく変わりました。しかし全てをオンラインで完結させるのではなく、不動産会社への訪問と組み合わせることで、より効果的な物件探しが可能となります。


不動産ポータルサイトの活用方法


大手ポータルサイトは物件数が豊富で、条件検索も充実しています。まずは希望条件を入力し、相場観を掴むところから始めましょう。ただし掲載情報が最新とは限らないため、気になる物件は早めに問い合わせることが大切です。


複数のサイトを併用することで、より多くの物件情報を収集できます。サイトによって掲載物件が異なるため、少なくとも3つ以上のサイトをチェックすることをおすすめします。新着物件のメール通知機能を活用すれば、良い物件を見逃さずに済むでしょう。


口コミ情報も参考になりますが、主観的な意見も多いため、鵜呑みにせず参考程度に留めることが賢明です。実際の物件や周辺環境は、自分の目で確認することが何より重要となります。


直接来店のメリットと事前準備


不動産会社への直接訪問には、オンラインでは得られないメリットがあります。未公開物件の情報を教えてもらえたり、条件交渉の余地があるかどうかを直接確認できたりします。また担当者の人柄や会社の雰囲気を肌で感じることができるのも大きな利点です。


来店前には希望条件を明確にしておきましょう。予算、エリア、間取り、入居時期などを整理し、優先順位を付けておくとスムーズに相談が進みます。また本人確認書類や収入証明書など、必要書類を事前に確認しておくことも大切です。


時間に余裕を持って訪問することをおすすめします。じっくり相談し、複数の物件を内見するには、最低でも2〜3時間は必要です。土日は混雑することが多いため、可能であれば平日の訪問も検討してみましょう。


内見時のチェックリストと交渉術


内見は物件の良し悪しを判断する重要な機会です。限られた時間で効率的にチェックするためのポイントと、有利な条件を引き出すための交渉術を身につけておきましょう。


物件の良し悪しを見極めるポイント


内見では間取りや設備だけでなく、建物全体の管理状態も確認しましょう。共用部分の清掃状況やゴミ置き場の様子は、住民のマナーを推し量る指標となります。エントランスや廊下の照明が切れていないか、掲示板の情報が更新されているかなども要チェックです。


部屋の中では、日当たりや風通しを実際に体感してください。方角だけでなく、周辺建物による日影の影響も確認が必要です。水回りは水圧や排水の状態をチェックし、可能であれば実際に水を流してみましょう。


収納スペースの使い勝手も重要なポイントです。クローゼットや押入れの奥行きや高さを測り、手持ちの家具が収まるか確認します。コンセントの位置と数も、実際の生活をイメージしながらチェックしておきましょう。


初期費用や家賃の交渉タイミング


交渉のタイミングは物件や時期によって異なりますが、基本的には申込み前が勝負です。一度申込みをしてしまうと、条件変更は難しくなります。内見時に担当者と良好な関係を築き、交渉の余地があるか探りを入れておきましょう。


閑散期や長期間空室の物件は、交渉が通りやすい傾向があります。家賃の値下げが難しい場合でも、礼金の減額やフリーレント期間の設定など、別の形で条件改善を図ることは可能です。複数の条件を提示し、どれか一つでも通れば良いという姿勢で臨みましょう。


ただし無理な交渉は逆効果になることもあります。相場から大きく外れた要求や、高圧的な態度は避けるべきです。お互いにメリットのある落としどころを見つけることが、良い条件を引き出すコツとなります。


繁忙期と閑散期の物件探し戦略


不動産市場には明確な繁忙期と閑散期があり、それぞれに適した戦略があります。時期の特性を理解して物件探しをすることで、より良い条件で契約できる可能性が高まります。


時期による物件数と価格の違い


1〜3月は転勤や進学に伴う引っ越しシーズンで、最も物件が動く時期です。選択肢は豊富ですが、競争も激しく、良い物件はすぐに決まってしまいます。家賃や初期費用も強気の設定になることが多く、交渉の余地は少ないでしょう。


6〜8月は閑散期で、物件数は少ないものの、じっくり選ぶことができます。大家さんも空室を埋めたいため、条件交渉に応じてもらいやすい時期です。ただし選択肢が限られるため、妥協が必要になることもあります。


9〜10月は第二の繁忙期と呼ばれ、転勤による需要が増えます。春ほどではありませんが、物件の動きは活発になります。11〜12月は年内に引っ越しを済ませたい人が動く時期で、意外と掘り出し物が見つかることもあります。


お得に契約できるタイミング


月末は営業担当者がノルマ達成のため、条件交渉に応じやすくなることがあります。特に決算期の3月末や9月末は、会社全体で数字を追っているため、思い切った条件提示をしてくることもあるでしょう。


長期間空室になっている物件も狙い目です。3ヶ月以上空いている物件は、大家さんも焦り始めているため、家賃交渉の余地があります。ただし長期空室には理由があることも多いので、なぜ決まらないのかを慎重に見極める必要があります。


新築物件の完成直前も良いタイミングです。竣工前に満室にしたい大家さんの思惑から、キャンペーンが実施されることがあります。ただし実物を見ずに契約することになるため、図面や模型でしっかり確認することが大切です。


相鉄線沿線の不動産会社を利用する際の注意点


不動産取引にはリスクも伴います。トラブルに巻き込まれないよう、注意すべきポイントを押さえておきましょう。


悪質業者を見分ける5つのチェックポイント


残念ながら不動産業界には悪質な業者も存在します。以下の5つのポイントに該当する会社は避けた方が賢明です。


1つ目は宅建業免許の掲示がない、または期限切れの会社です。2つ目は強引な営業や契約を急かす会社で、「今日中に決めないと他の人に取られる」などと焦らせてきます。3つ目は重要事項の説明を省略したり、不都合な情報を隠したりする会社です。


4つ目は法外な手数料や不明瞭な費用を請求する会社です。5つ目は契約書の内容が曖昧で、後から追加費用を請求してくる会社です。これらの特徴が一つでも当てはまる場合は、他の会社を探すことをおすすめします。


契約前に必ず確認すべき重要事項


契約前の重要事項説明は法律で義務付けられており、宅地建物取引士が行う必要があります。説明を受ける際は、疑問点があれば遠慮なく質問しましょう。特に特約事項は後々トラブルの元になりやすいため、内容を十分理解してから署名することが大切です。


賃貸の場合は更新料や退去時の原状回復費用について、売買の場合は瑕疵担保責任の範囲について、必ず確認してください。また契約解除の条件や違約金についても、事前に把握しておく必要があります。


トラブル発生時の対処法と相談窓口


万が一トラブルが発生した場合は、まず契約書の内容を確認し、不動産会社と話し合いを行います。それでも解決しない場合は、各都道府県の宅地建物取引業協会や全日本不動産協会の相談窓口を利用できます。


消費生活センターも不動産トラブルの相談に対応しています。法的な問題に発展した場合は、弁護士への相談も検討しましょう。初回相談無料の法律事務所も多いので、早めに専門家の意見を聞くことが大切です。


相鉄線エリアの将来性と不動産投資の可能性


相鉄線沿線は今後も発展が期待されるエリアです。将来性を見据えた物件選びのポイントを解説します。


新横浜線延伸による資産価値への影響


2023年3月に開業した相鉄・東急新横浜線により、新横浜や渋谷、目黒方面へのアクセスが大幅に改善されました。この影響で沿線の不動産価値は上昇傾向にあり、今後も継続すると予想されています。特に西谷駅周辺は乗換駅として重要性が増し、商業施設の充実も期待されています。


<h3>再開発計画と街の発展性</h3>


海老名駅周辺では引き続き再開発が進行中で、オフィスビルや商業施設の建設が予定されています。瀬谷駅周辺でも米軍施設跡地の活用計画が進んでおり、大規模な開発が期待されています。これらの開発により、雇用の創出と人口増加が見込まれ、不動産需要も高まると予想されます。


投資用物件の利回りと収益性


相鉄線沿線の投資用物件は、都心と比較して利回りが1〜2%高い傾向があります。特に駅徒歩10分圏内の物件は安定した需要があり、空室リスクも比較的低いといえるでしょう。ただし物件選びには慎重さが必要で、将来の開発計画や人口動態を考慮することが重要です。


よくある質問(FAQ)


相鉄線沿線の不動産会社の営業時間は?


多くの不動産会社は10時から18時または19時まで営業しています。水曜日が定休日の会社が多いですが、大手チェーンは年中無休の場合もあります。繁忙期は営業時間を延長することもあるので、事前に確認することをおすすめします。


オンライン対応している不動産会社はある?


コロナ禍以降、オンライン内見やIT重説(重要事項説明のオンライン実施)に対応する会社が増えています。遠方からの引っ越しや、来店が難しい場合は、オンライン対応可能な会社を選ぶとよいでしょう。


初期費用を抑える方法は?


敷金・礼金が少ない物件を選ぶ、仲介手数料無料の会社を利用する、フリーレント物件を探すなどの方法があります。また閑散期に契約する、月初に入居するなど、タイミングを工夫することでも初期費用を抑えられます。


内見は何件くらいするべき?


一般的には5〜10件程度の内見をする方が多いです。ただし条件が明確で、良い物件に出会えれば2〜3件で決める方もいます。逆に妥協したくない場合は、20件以上見ることもあります。自分の納得できるまで内見することが大切です。


まとめ:相鉄線で理想の物件と出会うために


不動産会社選びの最終チェックリスト


相鉄線沿線で不動産会社を選ぶ際は、宅建業免許の確認、取扱物件の種類と数、スタッフの対応力、サービス内容と料金体系、口コミや評判をチェックしましょう。複数の会社を比較し、自分に合った会社を選ぶことが成功への第一歩となります。


今すぐできる物件探しの第一歩


まずは希望条件を整理し、優先順位を明確にすることから始めましょう。次にポータルサイトで相場を調べ、気になるエリアの不動産会社をリストアップします。そして実際に街を歩いて雰囲気を確認し、不動産会社を訪問してみてください。相鉄線沿線には魅力的な街がたくさんあります。じっくりと時間をかけて、理想の物件を見つけてください。


この記事を監修した人


高橋 徹夫

ONE FINITAS株式会社 代表 複数の専門資格を持ち不動産業界でキャリアを重ねる。2024年に不動産仲介・不動産コンサルティング・ファイナンシャルコンサルティングを行うONE FINITAS株式会を設立。コンサルティングを通じて様々な顧客のニーズに対応。保有資格は、宅地建物取引士・管理業務主任者・マンション管理適正評価制度 評価者・賃貸不動産経営管理士・ビル経営管理士・AFP・プライベートバンカー・相続鑑定士・認定空き家再生診断士など。


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